今回は「大学生必見!簿記3級合格のための勉強法と参考書ガイド」について実体験を交えて解説していこうと思います。
1.簿記3級を勉強し始めた理由
大学生活充実させたいと思っていましたが、と同時に何もせずに過ごすよりも何かチャレンジしてみたい!就活で役に立つようなことで周りと差をつけたい!とも考えており、ネットで調べてみると「簿記」という資格を見つけ興味を持ちました。
就活にも役立つし大学生でも取りやすい資格だと言われているので、チャレンジすることを決心しました。
実際、簿記はどんな仕事でも使えるスキルですし、取っておいて損はないと思っていたので、周りと差をつける良いスタートアップになると信じて勉強を始めました。
2.独学で必要な勉強時間と費用
簿記の勉強を始めたのは、3月の下旬ごろ(春休み中)。そこから毎日3~4時間を目安に勉強し、4月下旬のネット試験で一発合格しました。最初はわからないことも多かったのですが、コツを掴んでからはどんどん楽しくなっていきました。
人によって勉強時間や期間は異なると思いますが、1カ月ほど勉強すれば、簿記の知識は十分に身に付きます!
費用については、受験料と参考書、持っていない人は電卓が必要になります。
●受験料 3,300円(ネット試験)
●参考書 1,210~1,430円
●電卓 1000円程
計およそ6000円くらいになります。
3.簿記3級おすすめテキスト
参考書選びは、合格において最も重要です。自分に合った参考書を選び、うまく活用して理解を深めていきましょう。ここではおすすめテキストを3冊紹介します!
私がこのテキストいいな、勉強しやすいだろうなと感じたテキストをそれぞれの特徴を踏まえて話していくので参考にしてみてください!
1.2025年度版 スッキリわかる 日商簿記3級
こちらはTACが出版する日商簿記3級用のテキストで、私が個人的に1番おすすめする参考書になります!
Amazonのベストセラーに選ばれる人気商品で、ネコのキャラクター「ゴエモン」と一緒に学べる非常に初心者にやさしいテキストになっています。
本テキストは問題一体型なので、解き方を学んだあとすぐにアウトプットに取り組むことができます。また別冊として模擬試験1回分が付属しており、本番そっくりの試験を解くことができます。1,100円(税込)というコスパの良さもメリットです。
2.みんなが欲しかった!簿記の教科書 日商3級 第13版
こちらもTACが出版している「みんなが欲しかった!」シリーズのテキストです。
本テキストは1つ1つの概念をかみ砕いて解説しているので、「簿記って何?」というレベルの人でも安心して勉強できます。フルカラーでストーリー仕立てで流れが掴みやすく、「どんな場面でこの取引が発生するのか?」というのがしっかりイメージできます。試験合格だけでなく簿記の仕組みを理解したい人向けになります。
3.パブロフ流でみんな合格 日商簿記3級 テキスト&問題集 2025年度版
本テキストの最大な特徴は4コマ漫画で仕訳解説されており、初学者でもイメージしやすく理解しやすい内容になっています。
このいずれかを選べば特に不便に感じることはないと思います。
4.効率的な勉強スケジュール(試験日までの計画)

簿記3級の勉強を始めるならまずは試験日を決めることが大切です。先延ばしにしてしまうとだらけてしまう可能性があるので要注意です。
自分が合格するには、しっかり計画を立てて無駄なく勉強することが必要になってきます。私は約1カ月以下のように勉強を進めていきました。
1か月間の勉強計画
●1週目:基礎固め
→テキストを使って仕訳の理解を深める。
→勘定科目を覚え、仕訳を徹底的に解いていく。
→「借方・貸方」の考え方を理解する。
●2週目:精算表や財務諸表(貸借対照表・損益計算書)の解き方、書き方など覚える
→帳簿の流れを理解する。
→第2問で問われる総勘定元帳の記入や補助簿の作成を軽く理解する。
●3週目:模擬試験で実践力をつける
→過去問や模擬試験を解いてどのような問題がでるかなど感覚を掴む。
→間違えた問題は必ず復習する。
→仕訳を繰り返し解く。
●4週目:時間をはかって過去問を解く&苦手分野を克服する
→本番と同じ時間制限で問題を解く。
→仕訳を完璧にする。
→繰り返し問題を解いて完璧にする
この流れで勉強を進めれば、合格に向けてしっかり準備できます!過去問はCPAラーニングのホームページから無料で解くことができるので、試してみてください。またYoutubeでも調べると仕訳問題を出している人もいるのでうまく活用していきましょう。
CPAラーニングは、Web無料講座を提供しており、大手公認会計士資格スクール「CPA会計学院」が運営しているサイトになります。日商簿記3級から1級をはじめ、講義やテキストを無料配布しており模擬試験を実際に解くことも可能です。
講座を受講中やサイト使用中に有料課金が必要になることはありませんので、安心して活用してみてください!
CPAのホームページは以下です。(無料会員登録が必要になります。)
スケジュールの話に戻りたいと思います。
まずこのスケジュールを見て、「仕訳の練習多くね?」と感じた人もいるかもしれません。
それはなぜかというと、仕訳ができるかできないかが合格のカギを握っているからです!!
第3問で問われる財務諸表でも仕訳ができるのが大前提で、仕訳ができないと何もできずに終わってしまいます。なので仕訳は徹底的に練習していきましょう。
またそれだけでなく仕訳を完璧にするメリットが他にもあります。
実は第2問で出される総勘定元帳の記入や補助簿の作成は苦手な人が多いと思うのですが、(実際私も苦手でした…)仕訳を完璧すれば、第2問を捨てても合格ができます!!!
↓簿記3級の試験構造を見てみましょう
問題 | 内容&点数配分 |
---|---|
第1問 | 仕訳15問(3×15 計45点) |
第2問 | 勘定記入や伝票会計(①10点②10点 計20点) |
第3問 | 精算表や財務諸表(計35点) |
簿記3級の合格点は70点以上なので、もし第2問を全部捨てたとしても最大で80点取ることができます。
これが私が仕訳を徹底的にやるべきだという最大の理由です。このことを念頭において勉強してみてください。
5.実際に受けてみた感想と注意点
試験前、私も過去問を何度か解きました。ですが、採点すると毎回ギリギリ合格点の70点に届かないくらいでした。
しかし、仕訳を通学中などで徹底的に練習したことで本番では仕訳の第1問を1ミスで合格できました!第2問を捨てても全然合格することが可能です。

また注意点としては、
●会場に早めに到着する。
●時間配分を間違えない。
●計算ミスに注意!
●入力を間違えないように。
●見直しの時間を作る。
6.まとめ
最後に簡単に重要ポイントをまとめたいと思います!
①参考書は自分にあったものを選ぶ
参考書は必ず個人差があるものです。自分が勉強しやすいだろうと思うものを選びましょう。
②試験日を決める
先にゴールを決めておくとモチベーションアップや勉強の効率が良くなります。
③繰り返し問題を解く
過去問を1度解いて終わらせるのではなく、何度も同じ問題を解いて記憶に定着させましょう!
④仕訳は完璧に!
仕訳ができれば苦手部分を捨てることができます!仕訳をひたすら解いて慣れていきましょう!!
最後に一言!
簿記3級はしっかり対策すれば必ず合格できます。最初は難しく感じますが、続ければ成果はでます!
この記事が少しでも役に立てば嬉しいです。
皆様の合格を心から祈っています。
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